お金ってなに?①
L:time代表の足野正洋です。
「FIREのためにお金持ちになる?」の中で、お金持ちになる必要はないと書きました。
↓「FIREのためにお金持ちになる?」の記事
そこで、今回はお金ついて考えてみたいと思います。
私自身、最近「お金ってなんだろう?」と考えることが多くなりました。
経済学において、通貨とは
①価値尺度
②交換手段
③貯蔵手段
の機能を持ったものとされています。
①価値尺度
お金の価値は、みんながその価値を認め、信用しているということが前提になります。
その上で、物やサービスにはこれくらいの価値があるだろうと決める際の尺度として用いられます。
②交換手段
物やサービスの価値と同等のお金を交換することで、欲しいものを手に入れることができます。
③貯蔵手段
預貯金などのように今あるお金を将来のために貯めることができる機能です。
これらは日常では当たり前のように機能していますし、皆さんも何の疑問もなく生活していると思います。
しかし、非日常ではどうでしょうか?
①価値尺度
例えば、通貨を発行している国が何らかの理由で国民または世界からの信用を無くしたとします。
そうすると、通貨の信用は落ち価値は無くなり、物やサービスと交換することができなくなってしまいます。
つまり、価値尺度としての機能を失ってしまうことになります。
②交換手段
例えば、天災や人災など何らかの要因で物が不足し需要と供給のバランスは崩れている場合、または、前述したカントリーリスクにより通貨の価値がなくなってしまった場合など、いくらお金を払っても物やサービスを買うことはできません。
お金が交換手段として成り立つためには、取引相手も価値があると同意していることが前提になるからです。
このような状況では、お金は交換手段としての機能を失うことになります。
③貯蔵手段
例えば、バブルが弾け、政府の金融政策が失敗しハイパーインフレ(急激な物価上昇)を起こし、昨日まで牛一頭買えたお金で、今日は1リットルの牛乳さえ買えなくなったとします。
こうなると、お金は貯蔵手段としての機能を失ったことになりますね。
これは極端な例でしたが、実際に物価は少しずつ上昇していきます。
そうすると、現在貯蔵しているお金は将来も同じ価値があるとは言い切れませんね。
ちなみに、これをインフレリスクと言います。
このように、様々な要因で通貨がその機能を失った場合には、今日までお金として認識して価値があったものが、
明日には価値が無くなりお金ではなくなるということもあり得るということです。
仮想通貨や電子マネー、ポイントなども前述した機能があり、物やサービスと交換することができるということは、お金と言えるわけですね。
今回はお金の主な機能について書いてみました。
お金について知ることは、人生をコントロールすることに繋がると考えます。
次回は、さらに深くお金について考えてみたいと思います。
一緒にリテラシーを高めていきましょう!
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