時間を増やすためにできること(資産運用編)
L:time代表の足野です。
「時間を増やすためにできること(ライフプラン編)」ではライフプランの重要性と概要に触れました。
ライフプランを立て、引退後の必要資金がわかるとそこから逆算することで引退までの年間必要貯蓄額がわかります。
これをそのまま預貯金で貯蓄していくことも良いですが、資金形成の速度を速めるために資産運用することも有用です。
そこで、今回は時間を増やすための資産運用についてご紹介します。
資産運用する前にまずは、
- 複利
- 4%ルール
- 投資のリスク
- 長期・積立・分散投資
について知っておきたいです。
複利とは、
元本とその利息にさらに利息がつくものであり、指数関数的に資産が増える仕組みです。
図のように、複利では資産形成速度を速めることが可能です。
次に4%ルールです。
これは資産を取り崩しながら生活をするときに必要な知識です。
例えば、資産が1億円あり年間400万円を資産から取り崩して生活した場合、25年で資産は尽きてしまいます。
しかし、この資産を運用しながら年間4%ずつ取り崩すことで資産を長持ちさせることが可能とされています。これを4%ルールと言います。長期間の研究において、この4%ルールに従うことで資産取り崩しながら生活しても95%の方が25年以上経っても資産が残り、さらには元本が減らず資産が増えたとの報告があります。
4%ルールではインデックス運用(市場指数に連動させる運用方法)しながら毎年4%ずつ取り崩ししていきます。
なぜ4%なのか?
それは、指数の一つであるS&P500の年利が約7%であり、アメリカのインフレ率が3%と想定されているのでその差の4%ずつ取り崩すことは元本が減らないという理論からです。
これらをもとに資産形成の目標額を決めてみましょう。
仮に4%ルールで運用する方法を取る場合は生活費の25倍(4%の逆算)が資産形成の目標となります。
年間400万円支出がある方は1億円ということです。ちょっと心が折れそうですね。
しかし、他の収入がある場合にはそれらを加味して目標額を決めます。
事業収入、給与(バイト)収入、老後資金であれば公的年金受給額から差し引いた額の25倍を目標とします。
例えば、事業収入が200万円ある場合、残り200万円が資産収入として必要となるので5,000万円が目標額となります。
1億円よりは現実味が出てきますね。
また、日本ではインフレ率は1%未満(むしろデフレの可能性もある)ということもあるので、この辺りの経済状況も考慮して5%で取り崩すなど検討しても良いかもしれません。
仮に5%で取り崩すとなると資産目標は4,000万円になります。
20年後に事業収入200万円、資産収入200万円(5%取り崩し)で生活するとした場合4,000万円が目標となります。
20年後に4,000万円の資産を貯蓄だけで作るためには年間200万円、毎月16.6万円積立が必要です。
一方で5%で運用できた場合、毎月10万円の積立で20年後に4,000万円の資産を作ることが可能となります。
このように複利を利用することで効率的に資産形成ことが可能となります。
資産を取り崩す場合に、4%ルールではなく貯蓄から取り崩すことも一つの方法です。
目標額(または引退年齢)に達するまでは資産運用で資産形成し、その後に換金して取り崩すという方法です。
これにおいても、必要資金(生活費)と収入を考慮した上で目標資産額を設定して戦略を立てる必要があります。
それぞれにメリット、デメリットはありますが、いずれにしても、資産収入とその他の収入を考慮して目標を決めることで時間を増やすための戦略の実現可能性が高まってきそうですね。
資産収入の割合が大きくなればなるほど、やりたいことに使える時間は多くなっていきます。
「どういった人生を送りたいのか」、「何に時間を使いたいのか」ということを踏まえて資産運用を考えてみると自分に合った方法が見つかるかもしれません。
資産運用にはリスクがあります。
リスクを理解して自身のリスク許容度に合わせて運用しましょう。
リスクコントロールするためには、長期・積立・分散投資が有用とされています。
自身でも勉強しながらまずは少額から始めてみましょう!(このあたりは以前のブログを参考にしてください。)
・教育費に不安がある
・家を建てたい
・老後に不安がある
・自分の事業を持って仕事をしたい
などなどお金の計画を立てたい方は是非ご相談ください!
目標を達成するのにライフプランは強い味方になります^_^
0コメント